おちょやん(210427放送)

 いよいよ、おちょやんが、ラジオドラマに出る前段のところが始まった。説得に来たNHKのプロデューサーが、出演を断られて帰るときに、「ほんまはちょっと残念に思うてる。いやーあない柔らかい声、いや、言葉使いやな。久々に聞いた気がするわ」としみじみと述懐する。私が浪花千栄子さんを知ったのは、そのラジオドラマではなくて、テレビでだった。中村雁治郎さんと夫婦の役で、確か船場のお店のごりょんさんの役だったと記憶している。ほんまに柔らかい上品な大阪弁で、今の大阪で話されている言葉とは似ても似つかない、というと言いすぎになるかもわからない。でも、テレビで吉本興業の芸人さんの一部が離す言葉を聞いていると、いつもそのシーンを思い出してしまう。大阪弁は決してガラの悪い言葉ではなかったんやけど、と折にふれて思い出す。

片付けるとは

 マクロの記録を日記につけておこうと、カゴを探ると、一番上に医療費関係の書類が置いてある。区役所に届をするために、抜き出した3月分の領収書だ。領収書のバインダーに戻さないといけない分だ。今年の初めにpcへの記録を貯めていたので、ややこしくなっていたが、歯科のレシートも行方不明になっていたものもあり、きちんとしないとダメなもので、ずっと気にかかっていた。日記にマクロの記録をするのは、後回しにして、バインダーと照らし合わせて、「歯科のレシート、他の病院の領収書、母の介護の領収書」と3つに分けると、とてもすっきりした。今後はレシートをもらうたびにそれぞれの場所に記録、ファイルをしていけばよい。「新しい事にかかる前に、まず整理する。」片付けとはそういうことなんだと、改めて思った。

整理整頓をして、家をこぎれいな状態に保つって本当に大変な事だと思い知る

ラジオが急にならなくなった。故障か?と思ったが、ひょっとして電池が切れたかもしれない。替えてみないとと思うが電池を探すのが面倒で後でやろうと思いいったんはデスクの上におく。ふっと、これは「先延ばし」だと気付き、裏蓋をはずして、単3であることを確かめ、置いてありそうな場所へ向かう。少し時間がかかるが、見つけて持ってくると、単4と間違っており、単3ってこんなに大きかったのかと思い知る。入れ替えてみるとうまく鳴ってくれ無事に解決し、先延ばし(procrastination)しなくて済み、少し心がすっきりした。新しい電池は小さなカゴに入れてあったが、そこにイアフォンやマウスが一杯で乱雑状態になっている。それも片付けはじめ、結局30分もかかる。整理整頓をして、家をこぎれいな状態に保つって本当に大変な事だと思い知る。