全く偶然にこの放送をBS朝日で見つけて、少し遅れて見始める。丁度その前日にNHKのBSの「100分で名著」で松本清張シリーズを見て、小説を読んでみたいなあと思っていたところだ。はっきりストーリーを知らなかったので、返って新鮮だった。主人公の福岡県の刑事にビートたけし、警視庁から操作にきた若手の高橋克典が当たっている。物語の展開も面白いが、出てくる俳優面に驚く。ビートたけしの娘役に内山理名、福岡県警の相棒の刑事が、小林稔侍でその奥さんが樹木希林、その他懐かしい人や今は結構主役をはっている人がどんどん出てくる。最後は自決するが犯人に柳葉敏郎、奥さんが夏川結衣。被害者が原沙知絵、そのお母さんが市原悦子、取り調べを受ける役人に本田博太郎、竹中直人、高橋刑事の上役の課長が名高達郎、主任が橋爪功、この映画では端役だが、坂口良子やかたせ梨乃。高橋刑事の後年は宇津井健、内山理名は池内淳子に変わる。彼女のちょっと口をいがめて笑う癖があまり好きではなかったが、それも懐かしい。列車に3等ってあったのか、と思うが昭和の香りが懐かしい。