雪次郎が帯広に帰ってしまう。蘭子さんが、打ち上げの時に、「二人だけでお祝いしましょう」と自宅に誘う。それが、「あなたの芝居は下手。ダメ出しをしたい。一緒に芝居はしたくない」との別れになる。それまでは、雪次郎に芝居の実力がついてきたように、映していたのに。蘭子がなぜ、誘ったのか。雪次郎を追い返した後泣いていたが、愛想づかしを言う必要があの時点であったのか? 再放送を含めて3度見たがよくわからない。帯広に帰って雪次郎が菓子職人に戻りたいと言うとき。「父さんのもとでもう一度やってみたくなった。鍛えなおしてください。→ちゃんと謝る」「逃げてねえ、捨ててきた。→決意のほどを示す」と、今までの事件の清算を終えています。その後の新宿の場面で、咲太郎だけが、納得いかない、とのコメントを言っていたが、雪次郎は成功の第1歩を踏み出したのだから、やっぱりもったいないと思う。「かもめ」のポスターをもうはがしたら、と蘭子さんが言ったときに、亜矢美さんが、「うちは思い出を捨てない店ですから」というのは、言い返しだなあ。自分の意志に反する提案をされたときに、参考になります。雪次郎が故郷に帰って、天陽君に会うと、仲の良かった友達の会話に戻る。ひとしきり、しゃべった後に「お帰り」と、しっかり顔を見て言う。そのあと雪次郎がボディタッチをしようとすると、「気持ち悪いわ」と硬軟使い分ける対応は見習いたい。天陽君が「競争じゃないべ。生きるのは」とサラッと言ったが、なかなか心に沁みるセリフです。