新酔いどれ小藤次「姉と弟」佐伯泰英)

文庫本カバー表紙より

① 駿太郎は11歳になり、背丈も小藤次を超えた。船の操作も研ぎの腕も技前を上げた。 ②飾り職人の父に弟子入りしたお夕が気鬱になり、それを駿太郎が立ち直らせる。 ③駿太郎のなくなった実の父母がどこに葬られたかを、小藤次が駿太郎の為にあきらかにしようと調べ始める。「明日にも訪ねようと小藤次は胸に刻み込んだ」とあって、その翌日に駿太郎の父の調査を始める。この行動に移す迷いのなさ、は見習わないとダメだな、を私への戒めとしました。④ 小藤次が3人の悪事を働いた強盗を捕まえる。それが縁で北町奉行と奉行所に関わりのある岡っ引きや、空蔵のライバルの読売屋と新たに知り合いになる。 ⑤そして駿太郎の実父母の墓が完成する 。割と、今回は沢山の事柄の発展があった巻でした。両奉行所と関りができたことで、今後の事件の量も増えるし、駿太郎の活躍の場が増えてきそうです。

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