3回目の見舞い

井上先生から電話あり。母の病室をHCUに変更、それに伴い面会は1週間に1回に制限する。薬を変える。今日は面会を許可するとの事で、家族の都合を聞くために電話する。和子より、こちらで昼食をするのか聞かれるので帰ることにする。亮子が迎えてくれる。風呂洗い、水やりをする。病院から子供を連れてくるとコロナの危険があると言われ、亮子は行くのをやめようかとつぶやく。協議の結果、子供を家において亮子と二人で行くことになる。母は酸素の量を減らされているせいか、ものすごく息が苦しそうだ。何を話しても応答できない。手や腕が青あざだらけで涙が出てくる。ただ血圧が昇圧剤なしで、130/84だったのが、せめてもの救いだ。アステマリンという点適剤だったと思う。頼むから頑張ってほしい。

母の写真

今、保健施設に預かってもらっているがやはり気になる。毎回、心に浮かぶのが、母の葬儀用の写真だ。この前、私の今までのファイルをまとめたUSBを見ていたら、中華料理店の個室でとった、着物姿の写真があったのを思い出す。今日は何とか見つけてみようと、朝から取り組んでみた。なかなか出てこずあきらめかけたが、しつこく探してやっと目的のものを見つけ出した。とても綺麗に写っている。日記に格納場所をかき、ダウンロードもしたので、これで一安心だ。心のつかえが下りた。

母の退院

明日、母が戻ってくる

大した準備も出来ないまま、明日には戻ってくる。覚悟はしているものの大変だと思う。一つだけ、心に決めていることは、デスクワークをしないように、と考えている。PCを使って作業をしているとき、呼ばれると仕事を中断しないといけない。それがとてもストレスになる。掃除、片づけ、台所仕事をメインにしようと思っている。これなら遮られてもそう腹はたたない。読書も当面、やめようと思う。PCのソフトや英語の勉強に未練はあるが、ほぼ諦めないとダメかなあと思う。今、溜まっていることが、すべてさっさと片付いて、何かおもいついたことがすぐできるようになる、そうなれば理想なんだけれど。

私が起きるのを待ち構えている

4時前に目が覚めてyoutubeを眺めていたが、起きてデスク周りの片づけをしようと電気をつけると、待っていたように、「光司さん」と呼ぶ。私の毛糸類はどこにある?との事。「ああ、又用事が出来ないわ」と心で思って、押入れ周りを探す。案外早く見つかったが、デスクに戻って仕事をしていると、「気持ちが悪い」と声を出す。多分パッドを又引き抜いているので、リハパンが湿っているのだろう。私が顔を見せると、「何でもない」と言うが、そのうち間をおかず、交換してくれ、と言うと思う。又、介護の1日が始まる。

母の寝ている間

先月の末くらいから夜中に母が起きて色々と言うようになって寝られない。寒い、痒い、痛い、2~3時間おきに言うので、たまらない。昼間もそうだ。このままだと体が持たないし、機嫌が悪くなって、雰囲気も最悪だ。今朝も午前3時に母が便をしたいと起こされた。後始末をしていたら、すっかり目が覚めてしまい、このあとも痒い、寒いがあって、5時頃に名前を呼ばれていくと、用件を言わない。それ以降は呼ばれて返事をしない、呼ばれて用件を言わなければすぐベッドに戻る、を行うと母もあきらめたのか、又寝だした。以前はこうなってから朝ごはんの用意や、台所仕事をしたが、考えを変えて、この母が寝ている時間こそ、自分の用事を片付けないと、と日記を書いている。いわゆる事務作業をこの時間に片付けようと思う。少しだが精神衛生上良いと思う。

パッドの引き抜き

ヘルパーさんが夕方交換してくれた尿取りパッドを、「気持ちが悪い」と言って、引き抜いてしまう。一番吸収量の多いリハパンを付けているが、限界量を超えてしまうと、私が起こされて交換させられる。辛いので、引き抜かないように止めるが、寝ている間にされると手の打ちようがない。今朝も5時過ぎに発生。幸いパジャマにまでいってなかったが、始末が大変だ。引き抜けば、僕に迷惑がかかる、それがわからないのか?それとも分かっていても、自分の気持ち悪いのが直ればいいのか?いずれにしても、自分が中心ではたに迷惑をかけているのは間違いない。今日は大抵起きれば仕方なく朝ごはんの用意をしていたが、しんどかったので又、ベッドに戻って寝た。私もお腹が空いているが、食事の用意をしなくていいなら、寝ていた方が楽だ。ふっと思ったが、私も楽なほう、楽なほうをとればいいのではないか。これだけやってあげているのに、自分のわがままを通して、迷惑を掛けられるのが腹がたつなら、いっそ、かなり手を抜いているをいう意識を持つ方が、母親に大きな声を上げなくてすむ。そんな風に思ってしまう。

頑張らないと!

毎日の介護が延々と続くので、不規則に起こされることや、母のわがままで余分な便の始末など、ストレスと疲れがどんどんたまる。やりたいことは全く進まない。でも、何としてもひとつずつ片付けて行かないとダメだと思う。メモに書いたことは、どんな小さなことでも丁寧に片付けて行かないといけない。

介護を楽にするには

少しでも楽にする方法がないか、色々と考えてみた。

食事を除いて、必ず言われそうな事はまとめてやっておき、その都度呼びつけられる回数を減らす。くちゃくちゃになった毛布を畳む。ティッシュが切れたら、早めに用意しておく等。

食事も3度で済まず、食間に「何か食べたい」とリクエストされる。巻きずし、サンドイッチ、コロッケを切らさずに買っておき、テーブルの上に置いておく。言われたら、○○がテーブルの上にあるので、食べて下さい、と言う。そうすると、立たなくていいし、そばに行って、「かゆい、気持ち悪い」の不足を聞かなくて済む。

食事の回数も、言われてその都度作っていたが、こうすれば、もともと残り物を食べるのが好きでないので、気が向かなければ、テーブルに移動しない。

とりあえず、この2点は手軽にできそうだ。

生きていればこそ

今日から朝の見舞いはカットして、昼と晩にした。起きてから昼までの時間で色々と用意ができる。12時の出発を前に、又色々と言われると思うと気が重い。でも植物人間になっていれば、顔は見れても全く話ができない。そう考えれば、やはり起きて生きてくれているのはありがたい事なんだろう。そう思うことにした。