エアコンの冷気で頭痛がするなあ、と、うとうとしていると、洗濯機の回る音がする。母がおしっこを失敗して、自分で下着を洗っているようだ。顔を出した僕に、「外に出ると危ないので、ここらあたりに干しておく。」と言って、椅子に座ってぼんやりとしている。パッチを直接はいて、おしめもつけていないようだ。尿取りパッドだけ、付けさせるが、明朝にちゃんとしないとダメだ。「足が悪いから間に合わんねん」と言っているが、側に置いているパーソナル便座にもちゃんと座れないのか? 暑そうだし、熱中症になってはいけないのでエアコンをかけて寝たが、寒くてトイレの失敗を起こす原因になったのか。便座の水を交換したが。母もベッドに座ったまま横にならない。午前2時。今日も長い1日になりそうだ。
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向こう岸見ているだけでは渡れない
コシノジュンコさんのお母さんの言葉。今日(2019/8/1)から日経の私の履歴書に彼女の連載が始まった。その中で母からもらった大事な言葉として紹介されている。ただ憧れていてもだめだ、という事だと思う。向こう岸には色んな意味があるんだろうけれど、まず実行すること、を自分の習慣にするのに、とても分かりやすい言葉だと思う。
思い出すのは祖父母のこと
昼食の弁当をほとんど一人で食べ、ビールも一缶空ける。多分酔ったのだろう。テーブルでこっくり、こっくりとしだし、突っ伏してしまう。起こしてベッドに行こうというと、「はい」と元気よく返事をするが、動こうとしない。又声を掛けると、「はい」と元気よく返事をする。それを何回か繰り返した後に、やっと引っ張って立たすことができた。ずっと支えてベッドまで連れていくが、横になれない。何とか足をベッドに上げるが、頭が枕まで届いていない。寝てすぐに、「暑い」としきりに言う。扇風機を強にするが、また「暑い」というので、窓を閉めてエアコンを掛ける。しばらくすると、「首が痛い」というので、なんとか上に引きずり上げる。私の顔を見て「お母さんは?」と尋ねる。母の母はもう40年以上も前に亡くなっている。「もう死にはったやんか」というと、うなずいたが、眠りにつきながら、「お母さん、お母さん」と何回か言って、涙を流している。もう、母は99歳だが、何かにつけて、母の父母の事を呼び掛けている。この年になっても思い出すのは自分の両親の事なのだろう。母はよく祖母のことを、面倒くさそうに言っていた記憶があって、「母は祖母の事を嫌っているのかなあ?」と考えていたことがあったが、決してそうではなかった。祖母の葬式のときに、泣き崩れていた姿を思い出す。自分がもうすぐ、この世から旅立つことを始終考えて、祖父祖母の事をどう思い出しているのだろうか。
ビールの注ぎ方に注意
夕食時にビールを注いだら、母のグラスが小さく半分以上泡になってしまった。「泡ばっかりや」と言われ、私のと交換したが、それが導火線となり、言い合いになる。「私は泡ばっかりやからそう言うただけや」→「注ぎ方が悪いと言われたと思った。」最後はもう議論も打ち切りになったが、「お前を帝王切開で産んだのに」「私が邪魔なんやろ」等、何度も聞いたセリフで私を押し込めようとする。嫌なことはすぐ口に出すのは昔からなので、我慢をすればいいのだが、ついムッときて反論してしまう。まあもっと注意してビールを注ぐようにすればいいんやろうけどね。母は機嫌を損ねたまま箸をつけないので、私だけ食事を済ませて皿を洗い、別室に行くと、呼ばれて「これはどうすればいいんや?」と聞くので、食べへんかったらしまうけど、というと、「ぼちぼち食べるわ」と言うので部屋に戻る。しばらくたって又呼ばれて、「何であんたは私が食べてるのにあっちの部屋に行くんや?」と怒って、食べ物をそばのごみ箱にぶちまけようとする。慌てて片付けたが、ため息が出ますわ。
訪問マッサージ
今、母の弁当を家に届けてもらっている。私が不在の時は、セッティングとお茶出しなどをお願いでき助かっている。昨日、デイサービスの弁当配達と訪問マッサージの時間が重なった。先に来た弁当配達のおじさんに、今、マッサージの人が来たのでと伝えることになった。その翌日同じおじさんが又配達の担当で、私に色々と聞く。「あのマッサージの人はどこで頼んだんですか?」→「〇〇先生ですけど。」「介護保険でやってはるんですか?」→「健康保険です」「週にどれくらいですか?」→「1~2回やけど、様子を見ながらです」「書類関係はどうしてはるんですか?」→「同意書を書いてもらいました。」まあ、わりと、ねほりん、ぱほりんと聞きます。 訪問診療の事を最初に聞いたときに、お宅のケアマネさんは「それは介護保険と関係ないので」と冷たく返されたんやけど、と心の中で思いましたわ。やっぱり、よその施設の事は気になるんでしょうね。情報はだれでも欲しいもの。ちょっとおかしかったです。
難聴
もう、ちょっと声を大きくしたくらいでは聞こえない。近づいて、大きな声を出してようやく意味が通じるときが多くなった。「もう全然聞こえへんようになったなぁ!」というと、母はがっくり肩を落とす。
都心のマンション選び
都心でマンションを選ぶとき
母のマンションの自転車乗り場は以前の駐車場を潰して自転車乗り場にしたので、戸外の屋根付きで出し入れにとても便利だ。郵便局や銀行、図書館など数か所を巡るときも、自転車なら1時間あれば用事がすむ。郵便局なら半パン、Tシャツの恰好のまま、20分位で用事がすんでしまう。自転車乗り場をしっかり確保できるかが、大きなポイントのひとつだろうなと思います。