時間の配分

 自分にさける少ない時間をどう配分するか?読む本を選んで読書量を減らしてきたが、本を読んで感じたことをブログにあげていると、読書と感想文の記載をどうバランスを取っていいか良くわからなかった。良い本と思ったものは、繰り返し読んで、その部分を丹念にブログにあげていく、を行ってみよう。

浪人の生涯 [詭計の理(上田秀人)]より

 刺客を頼まれた浪人が、その過去を聞かれ、<上役の不正に気付き、小金をもらうことを拒否したために、上役に横領の濡れぎぬをきせられて藩を追われた>事を語る。その時に「しゃべるつもりはなかった。ただ己は仲間ではないという自負を、免罪を持ちたいがために、金を受け取らなかった。そうしたら、わが藩の金を横領したと上司が横目付に訴え出てな」と告げる。襲撃は失敗し、彼はその場で命を落とす。 かつては、正義感を持っていた人間が、策略にはまり藩を抜け、食うに困って刺客道に入る。請け負ったからには必ずやり遂げようと律義に頑張るも、結局は主人公の城見亨に刺殺されるという話。小説上の人物の架空の話だろうが、なぜかこの浪人に同情してしまう。 一方、同じく刺客業をしていた志村という浪人、足を洗って城見亨と知り合い、何故かうまがあって、亨に色々と仕事を含め世の中の事を教える。彼は慧眼で、亨を評して「あれではとてもお嬢(勤め先の娘で亨の婚約者)を御せまい。尻に敷かれるのは目に見えている。まあ、ああいった気性だから何とかしてやりたくなるのだからな」 とつぶやく。同じ刺客業をし、性格ももとは真面目であった二人が、出会った人によって、人生の明暗が分かれるものだなあ、と気づかされる。

アクションリストにすでにやったことを入れる 「めんどくさい」がなくなる本(鶴田豊和)より

 私も日記にやったことをその都度書くようにしている。最初の一歩を踏み出すために、というのが著者の趣旨だ。私は「その日は何もやっていないことはない、これだけの事をしたんだ」というのを後で読み返したときにわかるようにするためだった。趣旨は違うけれども、著者は本当に効果があると、言っている。同じ事を考えている人がいたんだ、とうれしくなった。

【勉強の方法】「わかる、できるならどんどん進もう」

疲れるまで頑張ろう

 母の介護で思うように勉強に時間がとれず悩んでいた。今日は土曜日でいつも聞いているラジオ番組が休みなので、5時に起きてVBAの学習書の続きを行った。わかりやすい本だったので、すいすいと進んでいける。今までは毎日少しずつ進んでいくことにしていたが、これだと毎日かかさず続けても、10日位はかかる。それだと、又今日もこの学習をしないとだめだ、との義務感が働き、ちょっと気が重い。しかし、もし、これが今日、明日中にできれば、爽快だし、習得したという達成感が凄いと思う。

しつけ<風の市兵衛(弐)修羅の契り(辻堂魁)>より

ものを頂いた例をする。初めての人にちゃんとする

表紙カバーより

 突然、縁があった人の子供二人を引き取るとことになった市兵衛。この主人公の人柄どおり子供たちに優しく接する。 引越し祝いを持参した友人へ、「小弥太、織江、宰領屋のご主人の矢藤太さんが、この店に引っ越せるよう世話をしてくれたのだ。お礼を言うんだよ」市兵衛は織江を膝にのせていて、小弥太は膝の傍らにいる。「矢藤太さんありがとうございます」「矢藤太さんありがとう」小弥太と織江が懸命に言った。 同じく引越し祝いをもらった文六夫婦に、「小弥太、織江、文六親分とみなさんから引っ越しの祝いを、沢山いただいた。お礼を言わないとな」「文六親分、お糸姐さん、捨松さん…沢山の祝いの品をありがとうございます」小弥太、は一人ずつ名前をあげて大人びて言い、辞儀をして見せた。「お糸ちゃんありがとう」お糸の大きな腕に抱かれた織江が、お糸に話しかけるように言った。 友人の弥陀の介を紹介するとき、「小弥太、織江、このおじさんはな、私のお友達なのだ。顔は怖いが、心根の優しいおじさんなのだ。さあ、座って、おいでなさいませ、とご挨拶をするのだ」 ものを頂いた例をする。初めての人にちゃんとする、これだけの事だが、私の子供たちにもさせなかったし、私自身もできていない。こういうところで、人としての基本が形成されるんだろうな、と思う。江戸時代の武家では当然の事だったのだろうが、日本の民度をはかるその原点がこういうところにあるんだろう。

青春時代

 図書館で「赤い鳥」のCDを見つけた。ラジオで「竹田の子守唄」を歌っていたグループで「良いなあ!」と思った記憶があって、その後、ハイファイセットの山本潤子さんが、かつてこのグループにいて、路線の対立でグループの解散になったことを知る。「翼をください」から始まって、聞き覚えのある曲がいくつもあって、一挙に学生時代に心が戻る。やはり、女性2名のボーカルは秀逸だ。このグループの活動時期をはっきり知りたくて、ウィキると、1969年に結成、1974に解散とある。まさに、私の大学1年から卒業までの間がその活動時期だ。私は運動クラブに入っており、クラブ活動一筋で、まったく、こういう世界に触れることがなかった。フォークの歌手名を何名か知っていただけで、矢沢永吉も全く知らなかった位だ。 ウィキペディアの以下の記事が面白かった。「第3回ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」に関西・四国地区代表として出場。「竹田の子守唄」、「COME AND GO WITH ME」を歌い、フォーク・ミュージック部門の第1位を獲得、他部門の優勝グループを抑え、グランプリを獲得した。このコンテストにはオフコース(当時は「ジ・オフ?・コース」)、チューリップ(当時は「ザ・フォー・シンガーズ」)も出場しており、財津和夫はオフコースに、小田和正は赤い鳥にそれぞれ「負けた」と思ったという」 山本潤子はかつて谷村新司ともグループを結成していた、という記事にもびっくりした。

すぐ行動に移れない

 日常の動作の中でふっと思いつくことがある。でもそれが、母のご飯の用意の途中だったりする。待たせて記事をまとめればいいんだが、説明に時間がかかるので、母を待たせることはできない。毎日の定例幼児の縛りって何と大きいものだろうか。可能な限り、定例の用事は避けるにこしたことはない。

好きな番組も興が乗らないなら見ない

  割と気に入った番組でも面白くない時もある。お気に入りの番組だからといって、本当に見たいと思わないなら、見るのはやめる。必ず見ていたら、あっという間に時間を食いつぶしてしまう。Inputすればoutputを必ずする、と心がければ、語学番組もそうだろう。毎日継続してinputするより、1週間に1度しか聞かなくても、その表現をしっかりと身に付ける方がよい。面白い、本当に見たいと思わないのに、テレビやラジオの前に座るのは、大切な自分の残り時間を無駄に使っていると思う。

スケジュールの見落とし

 何年か前から予定が発生する都度、カレンダーの空白欄に記入していた。ダブルワークをするようになって、仕事のスケジュールどりが大変になり、エクセル表に作成を行っていた。今は、仕事を減らしたので、楽になったが、それでも休みの届け出を忘れたりする。googleカレンダーを使ったこともあるが、これをすれば絶対完璧というものに巡り合わない。今回も同窓会の予定日の休みの提出を忘れてしまった。家のカレンダーは持ち歩けないので、やはり、同じ予定を手帳に記入しないとダメなようだ。二つに記入すると、手間だし、記入漏れが出る気がするが、仕方ないかもしれない。手はかかっても、スケジュールを確認できるという事に意味があるのかもしれない。

昼、食べるから

 母の朝食はコロッケとその他1品に決めている。コロッケは柔らかくて食べやすいからだが、お店によっては、一晩おくと硬くなって母の歯にあわないものがある。お腹が空いても、母は嫌いなものを我慢して食べることをしないので、残してしまう。その時、「おいておいてくれたら、昼食べるから」と言って残す。それを昼もう一度出して、「食べる?」と聞くと、静かに首を振る。“あんた、食べるって言ったやん”と心の中でつぶやくが、食べたためしはない。硬くなるコロッケは買わなければいいんだけれど、やっぱりねえ。それは、買い物の都合もあるし、面倒くさいわ。