今回は小藤次の妻の「おりょう」の家族と付き合いを深めるところが中心の感じで、そのほかはいつものメンバーとの交流のホームドラマの1シーンのような感じだ。駿太郎は12歳になり、剣の腕も更に上がり、又スリを捕まえる。その褒美に小藤次家族が南町奉行から直接褒美をもらう。お夕ちゃんも飾り職人としての腕を上げる。旧森藩の池端用人は人間的に益々成長し、小藤次とのつなぎ役となり、旧森藩との親交も順調に深まる。久慈屋の主、昌右衛門の伊勢参りに同行することが決まり、次回の下準備もできたというところ。今回、おりょうの兄が初めて登場する。靖之丞と言う兄は、おりょうと昔から仲が悪く、自分の不心得から養子先を離縁されたのを、小藤次達に恨みを向ける。最後は父の北村舜藍自ら、小さ刀で刺し殺すこととなる。この一連の下りは、今回何もなかった剣げきシーンを入れる必要があったのかもしれないが、ちょっと無理があるような気もする。久慈あかり行灯を作る際に知恵を借りた、吉原の太夫の名前が、菅琴という名前で、目下吉原で一二を争う花魁になったとの紹介があり、もう彼女が出てきたのは随分まえだったなあと思いだした。ひょっとして、再登場あり?