なつにとうとう作画監督の話が来る。仲さんから今の状況を訪ねられたときに、「実は子供の預け先が見つからず、大変なことになっている」→こういう風に正直に打ち明けるってなかなかできないんでは?私なら、思わず大丈夫です、とか言ってしまって後で悩むような気がする。結局なつは作画監督を引き受ける、覚悟していた事だから、と甘えない。社長も「断ったからと言って、正社員をはずす、といったようなことはしない」と言ってくれるが、社長にしてみれば、彼女の覚悟の言葉を聞いて、産休明けも、正社員のままでよいと言ったのだから、これは大きな約束事だと思う。一久さんに「相談もせずに、引き受けてしまってごめんなさい」と言うが、一久さんも「それは最初からわかっていたことだから」と素晴らしい返しだ。 子供を見てくれるポスターを制作中のところに、下山さん夫婦が訪ねてくる。これは絶対「子供の面倒を見てあげましょう」に違いないと思う。 なつが作画監督を務める漫画は「キックジャガー」、日本の孤児院育ちの主人公という設定だが、これって「タイガーマスク」のキックボクシング版ですわ。