取次屋栄三の「喧嘩屋」と「夢の女」

この2巻を時間をかけて読んだ。巻を追うにつれ、ますます物語にひきこまれるようになった。特に昔なじんだ女性の子供を引き取り、一緒に生活をし、そして子供の叔父が引き取りにくるエピソードでは、その一連の登場人物の心の高まりや、やり取りに思わず涙した。「夢の女」では、とうとう久絵と結ばれる事になり、このシリーズで、大団円とも言えると思う。ここでシリーズが終わっても不思議ではないのだが、あと最終巻まで3巻残っている。じっくり味わいたいと思う。あと、まだどういう話が付け加わるのだろうか?永遠に終わってほしくないシリーズだったが、それも仕方がないのだろう。

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